ふと、ブログを読み返してみると、楽しく自ら学ぶことが一番と言っているけど具体性に欠けるな…と思いました。

 楽しいと思う事は人それぞれ違うわけですが、私が人生で一番時間をかけている事は「読書」だと思います。(一番は寝てる時間かも?)10代の頃から唯一集め続けているものは映画館で見た映画のパンフレット。せっかくなので、「好きなこと」あるいは「私のお気に入り」(my favorite)を書いていきたいと思います。

 本は乱読型で、20代まではとにかく活字ならばジャンル問わず、なんでも読んでいました。漫画も大好きです。

 私の人生に一番大きな影響を与えたのは手塚治虫の「火の鳥」です。過去と未来を行ったり来たりして物語はすすんでいきます。ロボットが人間の社会に普通に入ってきて子守・家事を担って生活してる未来や、クローン人間を大量に作って人狩りをする未来の話では倫理という言葉を知らない頃でしたが、ロボットやクローンの人権とはどのように考えるのだろう?などと考えていました。実際に、もうそのような事を考えなければならない未来が現実になってきています。「アドルフに告ぐ」で一番心に残った事は、太平洋戦争中の国家間での「正義と正義」現代にも続いている紛争地帯の民族や立場の違う者同士による「正義」のぶつかりあいのドラマが描かれ、後半で主人公が言います。「宗教戦争は終わらない。どちらも正義だから」(確認したかったのですが手元になく正確ではないかもしれません)「そうか。どちらも正義なんだ…」と衝撃を受けました。そういえば「機動戦士ガンダム」だって、シャアのいるジオン軍が悪者のように感じるけど、ジオン軍側から見たら地球連邦軍が悪者なのか…

 あ、今回は、「すごく自分が好きなこと」というだけで、勉強のつもりはないけど人生に影響を及ぼしたり勉強に役立つよ。という話をさらっとしたかったのですが、少々長くなってしまいました。映画は、映画館で観ていなくてもずっと心に残っている作品もあります。ちなみに、ずいぶん長い間私の一番好きな映画は、幼稚園くらいの頃に見た「サウンドオブミュージック」でした。親にサントラ盤のレコードを買ってもらい、何度も何度も聞いていました。今でもミュージカルはワクワクして好きです。「サウンドオブミュージック」は幼いころは最後の追われて逃げていく場面がよく理解できていませんでしたが、大人になって見返してみると第二次世界大戦直前のオーストリアが舞台の物語でした。この映画の中に「My favorite things」という曲が出てきます。歴史や英語の勉強の時に映画の場面と結びついていきます。

小説もとても好きなので、次回からは作者あるいは作品で紹介していきます。

私の気持ちが楽しくなるお気に入りという事で『my favorite』のカテゴリで続けていきます。