最近はまっているマンガです。
「はじめアルゴリズム」
自然豊かで、のどかな島で暮らす少年はじめと、数学者の内田が出会うところから物語は始まります。

世界の全てに興味があり、法則やつながりを考えて数式を理解する天才少年はじめ。
物語の中で語られることは、数学を理解するには情緒が必要であり、音楽と数学が似ていること。
また様々な悩みを数学的な解釈で解決したり、考えることでそこから数学の方式にたどり着いたりする。
言葉だけで説明すると、なんじゃそりゃ?という感じですが、はじめの目線から世界を見てキラキラしている様子、ワクワクする気持ちを体験すると、数学に興味が湧いてきます。

計算が得意なことと、数学的思考というのは違うと言われます。もちろん、数学者を目指すなら計算できる能力は必要ですが、自分で発見することの楽しさをマンガでは伝えてきてくれます。

「自分で発見すること」子どもの頃は、毎日が新たな発見の日々ではなかったでしょうか?そして、自分で発見したことが、実は世の中にはすでに知られていることを知り、本に記されていることを知り、どんどん知りたくなる。それが自ら学習したいと思うきっかけになります。

勉強は元々やらなきゃいけないことではないのです。新たなことを知ることが楽しいから追及していくうちに学問というものが発展してきました。ギリシャ時代には数学、哲学、音楽、絵画、建築それぞれの分野の学問が発達しましたが、学問を追及するうえで、全てが繋がっていて分かれていませんでした。過去から現在へと知識が積みあがっていくにつれて情報量がどんどん多くなってそれぞれ専門分野に分かれて研究されるようになりましたが、本来は全て繋がって思考され知識の追及、研究されていたのです。

最近になり、また学問をするうえで専門の壁をとっぱらって連携して研究しようという流れになってきています。医学と工学が一緒になってロボット研究されたりしています。膨大な知識が必要となりますので、そういうところでもAIが活躍していくかもしれませんね。